2015年10月21日、顧問先の医療法人より、研修会での講演のご依頼をいただき、「医療・介護現場における個人情報保護と法的責任」というテーマでお話をさせていただきました。
研修会にご参加いただいた、病院・施設の医師、看護師、スタッフの方々へ向けて、患者さん・利用者さんとそのご家族の個人情報(プライバシー情報)の取扱いについて、関係法令やガイドラインの解説とともに、個人情報を流出させないための管理のポイントや、流出・紛失した場合の対応方法と法的責任について、実際の事例を紹介しながらご説明させていただきました。
【講演内容】
1 医療・介護現場における個人情報(プライバシー情報)保護と法
2 個人情報保護法と「医療・介護関係事業者における個人情報の適切な取扱いのためのガイドライン」
3 個人情報の安全管理措置と「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」
4 流出・紛失事故の実例と対応方法
5 守秘義務とSNS等への書き込み、家族・友人等との会話
6 法的責任と道義的責任、損害賠償責任と病院・施設の信頼・信用
講演の後の質疑応答の際には、多くの積極的なご質問をいただき、このテーマについての実際の現場における対応の苦労や悩みが多くあることをあらためて感じました。
病院・施設における個人情報は、特にデリケートなプライバシーに関わる情報ですから、適正な管理・取扱いの徹底が求められる分野といえます。
ご説明させていただいた管理のポイントや紛失・流出した場合の対応方法などを参考にして取り組んでいただければと思います。
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