代表弁護士で温泉ソムリエの木村哲也です。

最近の休日は、青森県内各地の温泉によく足を運んでいます。

今回の日常コラムでは、温泉に関する様々な知識・情報と、最近訪れた青森県内の温泉のご紹介を中心にお話させていただきます。

【目次】
1 温泉番付
2 板留温泉
3 美人の湯
4 落合温泉
5 子宝の湯
6 下風呂温泉(その2)
7 湯めぐり
8 新大秋温泉
9 温泉ソムリエマスター(その2)
10 おわりに

1 温泉番付

全国各地の温泉地を大相撲の番付に見立てて格付けした「温泉番付」というものがあります。

温泉番付が初めて作られたのは江戸時代の寛政年間(1789年~1808年)であると言われており、当時は温泉以外にも様々なジャンルに対し大相撲に見立てた番付が流行しました。

現在では温泉の格付けは旅行会社などによるベスト10、ベスト100などの形式が多く、温泉評論家により番付が作成されることもあります。

【諸国温泉功能鑑】

※板留温泉の「旅の宿 斉川」様の館内に掲示されているものを撮影しました。

江戸時代に作られた温泉番付として「諸国温泉功能鑑」がよく知られており、江戸時代後期の文化9年(1812年)から文化14年(1817年)の間に出版されたとされています。

【諸国温泉功能鑑】

※板留温泉の「旅の宿 斉川」様の館内に掲示されているものを撮影しました。

江戸時代に作られた温泉番付として「諸国温泉功能鑑」がよく知られており、江戸時代後期の文化9年(1812年)から文化14年(1817年)の間に出版されたとされています。

「諸国温泉功能鑑」では青森県の温泉地が7つも挙げられており、青森県が古くから名湯の宝庫として全国的に知られていたことが分かります。

【行司】
津軽大鰐の湯(大鰐温泉)
【東前頭・2段目】
津軽嶽の湯(嶽温泉)
南部恐山の湯(恐山温泉)
【東前頭・3段目】
津軽温湯の泉(温湯温泉)
【東前頭4段目】
津軽板留の湯(板留温泉)
【西前頭・4段目】
津軽浅虫の湯(浅虫温泉)
津軽倉立の湯(大鰐町蔵舘。現在は大鰐温泉の一部)

以上の温泉のほとんどはこれまでの日常コラムでご紹介済みであり、今回の日常コラムでは板留温泉をご紹介いたします。

2 板留温泉

板留温泉は、黒石市にある温泉です。
黒石温泉郷に属し、温湯温泉とともに長い歴史があります。
開湯時期は不明ですが、天文年間(1532年~1555年)に浪岡北畠氏がまとめた「津軽郡中名字」にすでに「板留」の地名が記載されています。
一方で、寛永年間(1624年~1644年)に花山院忠長が川に湧き出す温泉があると聞いてこの地を訪れたところ、川の水と温泉の湯が混流して入湯することができなかったため、村人が板を集め温泉の湯を留めて入ったことから「板留温泉」と称された、とする伝承もあります。
ただし、天文年間(1532年~1555年)に書かれた「津軽道中譚」にはすでに温泉の記述があることから、それ以前の開湯であると考えられます。

2024年7月某日、板留温泉を訪れました。
板留温泉に来るのは今回が初めてであり、「旅の宿 斉川」様(以下、「斉川」様と言います)に宿泊しました。

【宿の外観】

【温泉】
 
※温泉の写真はスタッフの方の許可を得て撮影しました。

まずは、温泉をご紹介いたします。
「斉川」様の温泉の泉質は「カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉(低張性弱アルカリ性高温泉)」であり、浴用の泉質別適応症・泉質別禁忌症は以下のとおりです。

【宿の外観】

【温泉】

 

※温泉の写真はスタッフの方の許可を得て撮影しました。

まずは、温泉をご紹介いたします。
「斉川」様の温泉の泉質は「カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉(低張性弱アルカリ性高温泉)」であり、浴用の泉質別適応症・泉質別禁忌症は以下のとおりです。

泉質別適応症 【硫酸塩泉】
きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症
【塩化物泉】
塩化物泉と同じ
泉質別禁忌症 【硫酸塩泉】
なし
【塩化物泉】
なし

その他、以下のような効能があるとされています。
①「硫酸塩泉」「塩化物泉」は、温泉の成分が肌に吸着しやすく保温・保湿効果が高いため、湯冷めしにくく湯上り後の肌の乾燥が抑制されるという特徴があるとされています。
②「硫酸塩泉」は肌を蘇生する美肌効果があるとされ、「美人の湯」の一つであると言われています。
③アルカリ性・弱アルカリ性の温泉は、古い角質を除去する美肌効果があるとされています。

「斉川」様の湯は、無色透明のさらりとした癖のない浴感ながら、とてもよく温まり泉質の素晴らしさを感じました。
湯口などに温泉析出物がたっぷりとこびりつき、温泉としてのパワフルさを物語っています。
夜と朝に温泉入浴を楽しみ、日頃の仕事の疲れを癒しました。

そして、「斉川」様のお食事は、夕食に青森県産ガーリックポークしゃぶしゃぶや青森県産ホタテ焼きが付いたお膳料理を楽しみました。
朝食は、魚、野菜、卵を中心とする朝食膳を美味しくいただきました。

【夕食】
 

 
※焼き魚は銀鱈です。

【朝食】

※味噌がかかった焼き魚は鯖です。

【夕食】

  

 

  

※焼き魚は銀鱈です。

【朝食】

 

※味噌がかかった焼き魚は鯖です。

3 美人の湯

【温泉に行く女性】

温泉の中には、美人の湯と言われるものが数多くあります。
美人の湯とは、美肌作用のある温泉のことです。
温泉の泉質で言えば、以下の4つの泉質が美人の湯に該当します。

【温泉に行く女性】

温泉の中には、美人の湯と言われるものが数多くあります。
美人の湯とは、美肌作用のある温泉のことです。
温泉の泉質で言えば、以下の4つの泉質が美人の湯に該当します。

【三大美人泉質】

炭酸水素塩泉 古い角質を除去する美肌効果
硫酸塩泉 肌を蘇生する美肌効果
硫黄泉 メラニン色素の分解を促すシミ予防効果

【四大美人泉質】
上記の三大美人泉質に加えて…

アルカリ性・弱アルカリ性の温泉 古い角質を除去する美肌効果

以上のような美人の湯に入浴する際の注意点として、肌の乾燥の問題があります。
「炭酸水素塩泉」やアルカリ性・弱アルカリ性の温泉はクレンジング効果があるため、入浴後には肌から水分が蒸発しやすく肌の乾燥対策が必要となります。

肌の乾燥対策としては、保湿剤を塗ることがひとつ考えられます。
また、「塩化物泉」「硫酸塩泉」は、温泉の成分が肌に吸着しやすく保湿効果が高いため、湯上り後の肌の乾燥が抑制されるという特徴がありますので、保湿剤の代わりに「塩化物泉」「硫酸塩泉」で仕上げるという湯めぐりも、肌の乾燥対策となります。
さらに、例えば「塩化物・炭酸水素塩泉」のような泉質では、クレンジング効果と保湿効果を兼ね備えることになりますので、湯めぐりをしなくても肌の乾燥対策が果たされます。

4 落合温泉

板留温泉は、黒石市にある温泉です。
浅瀬石川を挟んで板留温泉の対岸に位置し、黒石温泉郷に属します。
昭和8年(1933年)、浅瀬石川上流側の沖浦地区からの引湯管を設置して開湯しました。
その後、昭和30年(1955年)に源泉開発し、自前の源泉を持つに至りました。

【落合温泉の足湯】

※落合温泉の足湯は、津軽伝承工芸館の敷地内にあります。

2024年8月某日、落合温泉を訪れました。
落合温泉に来るのは今回が初めてであり、「かねさだ旅館」様に宿泊しました。

【温泉】

※温泉の写真はスタッフの方の許可を得て撮影しました。

まずは、「かねさだ旅館」様の温泉をご紹介いたします。
泉質は「単純温泉(低張性中性高温泉)」であり、浴用の泉質別適応症・泉質別禁忌症は以下のとおりです。

【落合温泉の足湯】

※落合温泉の足湯は、津軽伝承工芸館の敷地内にあります。

2024年8月某日、落合温泉を訪れました。
落合温泉に来るのは今回が初めてであり、「かねさだ旅館」様に宿泊しました。

【温泉】

※温泉の写真はスタッフの方の許可を得て撮影しました。

まずは、「かねさだ旅館」様の温泉をご紹介いたします。
泉質は「単純温泉(低張性中性高温泉)」であり、浴用の泉質別適応症・泉質別禁忌症は以下のとおりです。

泉質別適応症 自律神経不安定症、不眠症、うつ状態
泉質別禁忌症 なし

「かねさだ旅館」様の湯は無色透明で柔らかい肌触りであり、ゆっくりと温まり一日の疲れが癒されました。

そして、「かねさだ旅館」様のお食事は、夕食には刺身、蟹、牛肉・野菜の陶板焼きなどが入った豪華なお膳料理を楽しみました。
朝食はハムエッグなどが入った朝食膳を食し、元気な一日のスタートとなりました。

【夕食】
 
※焼き魚の魚種は聞き忘れました。

【朝食】

※焼き魚は鮭です。

【夕食】

  

※焼き魚の魚種は聞き忘れました。

【朝食】

※焼き魚は鮭です。

5 子宝の湯

昔から子宝の湯と呼ばれる温泉が知られています。
一般的に子宝に恵まれるという謂れの温泉を指すことが多く、日本各地に子宝の湯と言われる温泉が存在します。
青森県では、酸ヶ湯温泉などが子宝の湯と言われています。

【酸ヶ湯温泉】

※酸ヶ湯温泉の写真は「Amazing AOMORI」(青森県観光情報サイト)の無料写真ダウンロードにより入手したイメージ画像です。

子宝の湯と呼ばれる温泉の泉質には、単純温泉、塩化物泉、硫酸塩泉、硫黄泉、放射能泉、酸性泉などが見られます。
子宝の湯については、根拠が科学的にはっきりしているわけではなく、伝説的な意味合いが強いと考えられます。

子宝に恵まれるという謂れは、温泉の体を温める効果とも関係がありそうです。
子宝の湯は寒い地域に多く、女性の冷え性の予防や、湯上りの美人(湯上りには叔父坊主が惚れる)ということわざも子宝に繋がります。

【酸ヶ湯温泉】

※酸ヶ湯温泉の写真は「Amazing AOMORI」(青森県観光情報サイト)の無料写真ダウンロードにより入手したイメージ画像です。

子宝の湯と呼ばれる温泉の泉質には、単純温泉、塩化物泉、硫酸塩泉、硫黄泉、放射能泉、酸性泉などが見られます。
子宝の湯については、根拠が科学的にはっきりしているわけではなく、伝説的な意味合いが強いと考えられます。

子宝に恵まれるという謂れは、温泉の体を温める効果とも関係がありそうです。
子宝の湯は寒い地域に多く、女性の冷え性の予防や、湯上りの美人(湯上りには叔父坊主が惚れる)ということわざも子宝に繋がります。

6 下風呂温泉(その2)

下風呂温泉は、「弁護士の日常コラム」では2回目のご紹介となります。

【下風呂温泉郷】

下風呂温泉には「大湯」「新湯」「浜湯」の3つの源泉があります。
以前「弁護士の日常コラム」でご紹介した「下風呂観光ホテル三浦屋」様の温泉は浜湯であり、今回は大湯の「おおぎや旅館」様をご紹介いたします。

【下風呂温泉郷】

下風呂温泉には「大湯」「新湯」「浜湯」の3つの源泉があります。
以前「弁護士の日常コラム」でご紹介した「下風呂観光ホテル三浦屋」様の温泉は浜湯であり、今回は大湯の「おおぎや旅館」様をご紹介いたします。

大湯 酸性・含硫黄-ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉[硫化水素型](低張性酸性高温泉)
新湯 含硫黄-ナトリウム-塩化物泉[硫化水素型](低張性中性高温泉)
浜湯 含硫黄-ナトリウム-塩化物泉[硫化水素型](低張性中性高温泉)

2024年8月某日、下風呂温泉を訪れ、「おおぎや旅館」様に宿泊しました。
「おおぎや旅館」様に宿泊するのは、今回が初めてでした。

【温泉】

※温泉の写真はスタッフの方の許可を得て撮影しました。

「おおぎや旅館」様に到着すると、まずは温泉入浴を楽しみました。
泉質は「酸性・含硫黄-ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉[硫化水素型](低張性酸性高温泉)」であり、浴用の泉質別適応症・泉質別禁忌症は以下のとおりです。

【温泉】

※温泉の写真はスタッフの方の許可を得て撮影しました。

「おおぎや旅館」様に到着すると、まずは温泉入浴を楽しみました。
泉質は「酸性・含硫黄-ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉[硫化水素型](低張性酸性高温泉)」であり、浴用の泉質別適応症・泉質別禁忌症は以下のとおりです。

泉質別適応症 【酸性泉】
アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、耐糖能異常(糖尿病)、表皮化膿症
【硫黄泉】
アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、慢性湿疹、表皮化膿症(硫化水素型については、末梢循環障害を加える)
【塩化物泉】
きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症
【硫酸塩泉】
塩化物泉と同じ
泉質別禁忌症 【酸性泉】
皮膚または粘膜の過敏な人、高齢者の皮膚乾燥症
【硫黄泉】
塩化物泉と同じ
【塩化物泉】
なし
【硫酸塩泉】
なし

「おおぎや旅館」様の湯はピリピリとした刺激が感じられ、効能豊かな湯が体にしみてくるようでした。
素晴らしい名湯です。

温泉入浴のあとは、お食事を楽しみました。
下風呂温泉がある風間浦村の隣町の大間町では、8月頃から1月頃までが大間まぐろの漁期です。
夕食では大間まぐろの刺身(赤身とカマトロ)、大間まぐろのカマ焼き、鮑のバター焼きなどが付いた豪勢なお膳料理をいただきました。

【夕食】
 

 

 

【朝食】
 
※貝焼きは鰊(にしん)の切り込みの大根おろし和えです。
※焼き魚は鮭です。

【夕食】

 

 

 

 

 

 
【朝食】

 

※貝焼きは鰊(にしん)の切り込みの大根おろし和えです。
※焼き魚は鮭です。

7 湯めぐり

湯めぐりとは、温泉地の中で複数の温泉に入り歩くことを言います。
また、温泉宿の中に複数ある温泉(浴室)をめぐることも、湯めぐりのひとつです。

【温泉】

温泉地の中には、近隣の様々な泉質の温泉を湯めぐりできる環境のところもあります。
ここでは、そのような温泉地における湯めぐりのポイントについて、ご説明いたします。

【温泉】

温泉地の中には、近隣の様々な泉質の温泉を湯めぐりできる環境のところもあります。
ここでは、そのような温泉地における湯めぐりのポイントについて、ご説明いたします。

【刺激の弱い泉質から始め、刺激の強い泉質に移っていく】
「硫黄泉」「酸性泉」のように刺激の強い泉質の温泉に急に入ると、特に皮膚が弱い人の場合には肌が刺激に負けることが考えられます。
そこで、まずは「単純温泉」「塩化物泉」「硫酸塩泉」「炭酸水素泉」のように刺激の弱い泉質の温泉から始める湯めぐりが推奨されます。

【刺激の強い泉質に入ったあと、刺激の弱い泉質で仕上げる】
「硫黄泉」「酸性泉」のように刺激の強い泉質の温泉に入ったあと、肌に温泉の成分が付着したままにしておくと、体がかゆくなったり、湯ただれを起こしたりすることがあります。
そこで、刺激の強い泉質の温泉のあとは、「単純温泉」「塩化物泉」「硫酸塩泉」「炭酸水素泉」のように刺激の弱い泉質の温泉で仕上げることが推奨されます。

【クレンジング効果のある美人の湯のあとは、「塩化物泉」「硫酸塩泉」で仕上げる】
今回の日常コラムの「美人の湯」の項目でも説明いたしましたが、「炭酸水素塩泉」やアルカリ性・弱アルカリ性の温泉はクレンジング効果があり、入浴後には肌から水分が蒸発しやすく肌の乾燥対策が必要です。
そこで、保湿効果のある「塩化物泉」「硫酸塩泉」で仕上げるという湯めぐりが考えられます。
一方で、肌の水分はクレンジング効果のある美人の湯から上がった直後から失われていくため、10分以内に「塩化物泉」「硫酸塩泉」に入れるような環境でなければ、保湿剤を塗るというのが現実的な肌の乾燥対策となるでしょう。

8 新大秋温泉

新大秋温泉は、西目屋村にある温泉です。
一軒宿の「ブナの里 白神館」様(以下、「白神館」様と言います)では、従前は循環・ろ過や引湯による温泉が運営されていましたが、2017年にボーリング開発により良質の源泉が得られ、現在では源泉かけ流しの温泉を楽しむことができます。

2024年9月某日、新大秋温泉を訪れました。
新大秋温泉に来るのは今回が初めてであり、「白神館」様に宿泊しました。

【宿の外観】

まずは、温泉をご紹介いたします。
「白神館」様の温泉の泉質は「ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(低張性アルカリ性高温泉)」であり、浴用の泉質別適応症・泉質別禁忌症は以下のとおりです。

【宿の外観】

まずは、温泉をご紹介いたします。
「白神館」様の温泉の泉質は「ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(低張性アルカリ性高温泉)」であり、浴用の泉質別適応症・泉質別禁忌症は以下のとおりです。

泉質別適応症 【塩化物泉】
きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症
【炭酸水素塩泉】
きりきず、末梢循環障害、冷え性、皮膚乾燥症
泉質別禁忌症 【塩化物泉】
なし
【炭酸水素塩泉】
なし

その他、以下のような効能があるとされています。
①「塩化物泉」は、温泉の成分が肌に吸着しやすく保温・保湿効果が高いため、湯冷めしにくく湯上り後の肌の乾燥が抑制されるという特徴があるとされています。
②「炭酸水素塩泉」は古い角質を除去する美肌効果があるとされ、「美人の湯」の一つであると言われています。
③アルカリ性の温泉は、古い角質を除去する美肌効果があるとされています。

「白神館」様の湯は、ヌルヌルとした浴感と入浴後の肌のツルツル感がしっかりと感じられ、美肌効果の高い美人の湯であることを実感できます。
日帰りの利用も可能な大浴場と宿泊者限定の小浴場で、「白神館」様の温泉をのんびりと楽しみました。

なお、温泉(浴室)の写真は「白神館」様の公式サイトをご覧ください。

そして、「白神館」様の夕食は、海と山の幸の鍋、牛肉の陶板焼き、帆立ときのこの釜飯などが付いた和食膳を美味しくいただきました。

【夕食】
 

 

【夕食】

  

 

  

9 温泉ソムリエマスター(その2)

2024年9月8日、山形県山形市で温泉ソムリエ協会主催のステップアップセミナー「地域活性化マスター」を受講いたしました。

このセミナーは、コンサルティング会社である株式会社船井総合研究所様の職歴を有し、温泉宿の経営者でもある温泉ソムリエ協会の代表が、その知見をもとに温泉地・観光地の活性化やマーケティングの考え方などを解説するものであり、法律事務所の経営にも活かせるアイデアも多くありました。
無事にセミナーの受講を修了したことにより、「温泉ソムリエマスター(地域活性化マスター)」のライセンスを得ることができました。

【温泉ソムリエステップアップライセンス認定証】

また、セミナーの前日には、蔵王温泉(山形県山形市)の温泉宿「最上高湯 善七乃湯」様(以下、「善七乃湯」様と言います)で温泉ソムリエ協会主催の公式オフ会が開催されました。
この日は「善七乃湯」様に宿泊し蔵王温泉の名湯を楽しむとともに、オフ会では全国各地から参加された温泉愛好家の方々と交流しました。

【温泉】

※温泉の写真は貸切風呂です。

【温泉ソムリエステップアップライセンス認定証】

また、セミナーの前日には、蔵王温泉(山形県山形市)の温泉宿「最上高湯 善七乃湯」様(以下、「善七乃湯」様と言います)で温泉ソムリエ協会主催の公式オフ会が開催されました。
この日は「善七乃湯」様に宿泊し蔵王温泉の名湯を楽しむとともに、オフ会では全国各地から参加された温泉愛好家の方々と交流しました。

【温泉】

※温泉の写真は貸切風呂です。

10 おわりに

今回は、青森県の4つの温泉のご紹介と、温泉に関する様々な知識・情報についてお話しさせていただきました。

温泉に関する日常コラムは、2024年中にあと2件の記事を執筆し、一段落とする予定です。

記事作成弁護士:木村哲也
記事更新日:2024年9月27日

※本コラムの記事内容は、記事更新日時点の法令・指針および温泉分析書の掲示等に基づくものです。記事更新日以降に法令・指針の改正・改訂および温泉成分の再分析等、その他事情の変更があった場合でも、記事内容の加筆・修正等を行うことは予定しておりません。あらかじめ、ご了承ください。

温泉記事の一覧

【執筆者:代表弁護士・木村哲也】

番号 年月日 タイトル 内容
12 2024.9.27 代表弁護士の温泉紀行⑫ 青森県の温泉その12
【温泉紹介】
①板留温泉、②落合温泉、③下風呂温泉(その2)、④新大秋温泉
【温泉解説】
①温泉番付、②美人の湯、③子宝の湯、④湯めぐり、⑤温泉ソムリエマスター(その2)
11 2024.8.29 代表弁護士の温泉紀行⑪ 青森県の温泉その11
【温泉紹介】
①嶽温泉(その2)、②温湯温泉、③平舘不老ふ死温泉
【温泉解説】
①温泉地と名物グルメ、②温泉地と伝統工芸、③温泉地と文学、④温泉宿の後継者問題
10 2024.7.19 代表弁護士の温泉紀行⑩ 青森県の温泉その10
【温泉紹介】
①稲垣温泉、②五戸まきば温泉、③南田温泉
【温泉解説】
①温泉権、②温泉地役権、③温泉環境権、④宇奈月温泉事件
2024.7.2 代表弁護士の温泉紀行⑨ 青森県の温泉その9
【温泉紹介】
①古遠部温泉、②相乗温泉、③寒水沢温泉
【温泉解説】
①温泉偽装問題とは、②温泉偽装問題の影響、③近時の不祥事事例①温泉表示問題、④近時の不祥事事例②温泉の衛生問題
2024.6.19 代表弁護士の温泉紀行⑧ 青森県の温泉その8
【温泉紹介】
①百沢温泉、②三本柳温泉、③みちのく深沢温泉
【温泉解説】
①かけ流し・循環のメリット・デメリット、②入浴前に体を洗うか?かけ湯をするだけか?、③頭にタオルを乗せる理由、④内風呂と露天風呂ではどちらに先に入るか?
2024.6.5 代表弁護士の温泉紀行⑦ 青森県の温泉その7
【温泉紹介】
①古牧温泉、②浅虫温泉(その2)、③湯野川温泉
【温泉解説】
①入湯税と物価統制令、②温泉地の景観計画・景観形成、③飲泉、④温泉利用基準(水質基準を中心に)
2024.5.23 代表弁護士の温泉紀行⑥ 青森県の温泉その6
【温泉紹介】
①青荷温泉、②蔦温泉、③猿倉温泉
【温泉解説】
①温泉入浴の効果、②温泉入浴の3大効果、③効果的な温泉入浴の回数、④温泉ソムリエマスター
2024.5.9 代表弁護士の温泉紀行⑤ 青森県の温泉その5
【温泉紹介】
①大鰐温泉、②薬研温泉、③奥薬研温泉、④恐山温泉
【温泉解説】
①温泉法が定めるルール、②公衆浴場法・旅館業法が定めるルール、③温泉の表示に関するルール、④温泉の衛生管理に関するルール、⑤温泉経営における法務リスク
2024.4.17 代表弁護士の温泉紀行④ 青森県の温泉その4
【温泉紹介】
①嶽温泉、②湯段温泉、③城ヶ倉温泉
【温泉解説】
①環境省「令和4年度温泉利用状況」、②嶽温泉の源泉問題、③基本的な入浴法(全身浴・半身浴・足浴など)、④入浴事故を防止するための入浴法
2024.4.3 代表弁護士の温泉紀行③ 青森県の温泉その3
【温泉紹介】
①黄金崎不老ふ死温泉、②鯵ヶ沢温泉、③上北さくら温泉、④東北温泉
【温泉解説】
①温泉の色、②湯の花、③温泉のにおい、④温泉の湯ざわり、⑤温泉の温度
2024.3.26 代表弁護士の温泉紀行② 青森県の温泉その2
【温泉紹介】
①下風呂温泉、②酸ヶ湯温泉、③奥入瀬渓流温泉
【温泉解説】
①天然温泉と人工温泉、②温泉はどうやってできるか?、③源泉・元湯・引湯・かけ流し・循環について、④温泉ソムリエ検定
2024.2.6 代表弁護士の温泉紀行① 青森県の温泉その1
【温泉紹介】
①浅虫温泉、②谷地温泉
【温泉解説】
①温泉とは、②温泉むすめ、③温泉ソムリエ

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