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ニュースレター27-1

内容

裁判で勝つためのポイント

この時代、裁判は決して他人事ではありません。自分から訴えなくても、訴えられることもあり、いつ巻き込まれるとも限らないものです。そこで今回は、裁判で勝つためのポイントについて解説いたします。

1 証拠を出すことが極めて重要
勝つためには、証拠がすべてと言っても過言ではありません。裁判は、裁判官という第三者に、どちらの言い分(主張)が真実かを判断してもらう手続です。いかにもっともらしい主張でも、第三者の裁判官としては、それが真実かどうか分かりません。そこで、ただ主張するだけでなく、その主張を支える証拠、真実であると裁判官に思ってもらうための裏付けの証拠を出すことが、極めて重要となるのです。

2 証拠の中でも書類が重視される
証拠の中でも、裁判官は書類を非常に重視します。特に、署名や捺印のある書類は、信用性が高いものとして重視されています。なぜなら、書類に署名や捺印をする場合には、通常そこに記載されている内容に間違いがないことを十分に確認したうえで行うだろうと考えられるからです。

実務上、証拠のほとんどは書類です。ですから、普段から意識して、契約書、注文書、注文請書、請求書、領収書等を残しておくことが大切です。

3 第三者の証言も重視される
裁判官は、第三者の証言も重視しています。なぜなら、当事者と利害関係の少ない第三者が、どちらかに肩入れして嘘をつく可能性は低いからです。例えば、当事者と面識のない交通事故の目撃者の証言は、重要な意味を持ちます。

4 事前の準備が大切です
勝敗を決するような決定的な証拠が見過ごされて、裁判に提出されずに眠っていることがあります。また、必要な証拠がない場合には、別の証拠でフォローできないかを検討することになります。

弁護士は、裁判官と共通の司法試験・研修を受けてきており、また、多数の裁判を経験してきているので、裁判官の考え方を熟知しています。何をどの証拠で裏付けることができるかなどは、裁判の専門家である弁護士が一番よく理解しています。

裁判に当たっては、事前の証拠集めや準備が勝敗を分けるポイントとなります。裁判でお困りのことがありましたら、当事務所にご相談ください。

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