2018年10月18日、八戸シティ法律事務所で、第1回「社会保険労務士向け勉強会」を開催しました。
社会保険労務士向け勉強会は、八戸シティ法律事務所では今回初めての開催となりました。
八戸シティ法律事務所では、企業・法人側の労務問題への対応に注力しているところ、企業・法人側の労務問題に接する機会が多い社会保険労務士を対象に、地域の社会保険労務士と八戸シティ法律事務所の弁護士との情報交換や交流の場として、今回の勉強会の開催を企画させていただきました。

講師は八戸シティ法律事務所の代表弁護士・木村哲也が務め、ご参加いただいた青森県内の社会保険労務士6名に対し、「顧問先・関与先企業の問題社員対応に備えるためのポイント」と題する講演を行いました。
講演の内容としては、①問題社員トラブルの概要、②社会保険労務士が問題社員に関する相談への対応に当たる際のポイント、③社会保険労務士が退職勧奨への同席対応に当たる際の法的留意点、④退職時トラブルを予防するための就業規則作成のポイントを解説させていただきました。

【講演内容】
1 問題社員トラブルの概要
(1)問題社員が引き起こす法的トラブルの例
(2)労務問題を起こす社員の特徴
(3)問題社員の類型
(4)問題社員を放置することの弊害
2 問題社員に関する相談への対応
(1)能力不足の社員を普通解雇するための要件・手順
(2)トラブルを起こすモンスター社員を懲戒解雇するための要件・手順
(3)退職勧奨の進め方
3 退職勧奨への同席に当たっての法的留意点
(1)非弁行為による検挙事例の解説
(2)社労士が退職勧奨に同席する際の考え方
(3)社労士が退職勧奨に同席する際にやっていいこと・ダメなこと
(4)弁護士に対応させるべき事案
4 退職時トラブルを予防するための就業規則作成のポイント
(1)内定取消事由
(2)試用期間
(3)本採用拒否
(4)無許可欠勤
(5)電子メール検査
(6)懲戒事由
(7)普通解雇事由
(8)競業避止義務

ご参加いただいた社会保険労務士の方々からは、講演後のアンケートで「問題社員に限って共感性、協調性に欠け、好んでトラブルを起こす。
ていねいな対処法をご教示いただき、ありがとうございました」、「たいへん参考になりました」などの感想を頂戴いたしました。
今後も社会保険労務士向け勉強会を継続的に開催し、労務問題に関する理解を深めていきたいと思います。

 

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